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紅葉が見たくて仲間と再び信州へ

10月26日



北アルプスに白いものが・・・

今朝も6時30分起床。
顔を洗いながらフト遠くの山並みを西の窓越しに眺めたら遠く北アルプスに白いものが。
あっ!雪だ・・・雪が積もっていることに気づいた。そうなると今日越える渋峠は大丈夫だろうかと心配になってくる。急いで南東の窓越しに今日行く山のほうを覗いたら厚い雲で覆われておりよく分からない。そして、視線を南の近くの山並みに移していったらその山頂付近に白いものが・・・あきらかに雪だ。こんな近場の山にも雪が降っていたのだ。
志賀高原・横手山越えはこれで断念した。急いでルートの再構築にとりかかった。
昨晩、朝食を7時にお願いしていた。
7時ごろご飯ですよと女将からの知らせが。
とりあえず、食事を先に・・・

   
  家庭料理の雰囲気。美味しかったです!            民宿 みやまさんの風景

朝食は家庭料理そのもの。派手ではないがおかずの種類も多く十分美味しかった。
いつもであるが、こういうところへ泊まると若干食べ過ぎ感があるようで困ったものだ。

バイクナビにルートを再設定し、8時過ぎの出発となった。
ルートは、R408号線大笹街道から菅平高原へ。R144長野街道から県道23県道⇒54号線へと。:県道54号線はツーリングマップルお勧めコース。R406号線草津街道と合流したあと、県道33号線で榛名湖へ。R353から県道4号線上毛三山パノラマ街道赤城山大沼湖へ。県道251号線から国道120号線日本ロマンチック街道で金精峠へ。奥日光戦場ガ原から日光宇都宮有料道路へ。そして東北自動車道から外環松戸で降り自宅までという強行長距離ルートだ。

R408号線大笹街道 菅平高原へ
勇敢なブラックビッツ君との死闘!?

朝の通勤時間帯と重なり須坂まではゆっくりペース。国道408号線は片側一車線道路ではあったが、ゆったりしていてリッターバイクには走りやすかった。また標高差があり、峠道は特に面白かった。
仁礼付近峠手前で、トヨタ新型ブラックビッツ1.8L?が追い越していった。我々はマイペースで走っていたが、前方を走る大型トラックの排ガスに痺れを切らし、スピードはともかく合法的手段で追越を始めた。そのうち大型トラックの後ろにいた例のブラックビッツ君に追いつき、挨拶代わりに軽く追い越した。そしたら彼はむきになって追っかけてくるではないか。若いナァと感心しながらこちらもスピードアップ。十分リードをしてから、BMWを待つためスピードダウン。やがてブラックビッツ君が追いついてきた。追いつくとリードと繰り返しているうち、前方の菅平の信号が赤でストップ。ブラックビッツ君にリヤに着かれた。直ぐにBMWも追いつき青信号で並んで発進、ここかまたドラックレースが始まるのかナァと思った瞬間、リヤ視界から消えていた。さっきの信号で直進したものと思われた。
勇敢なブラックビッツ君ではあったが、一般道では所詮四輪車はリッターバイクの敵ではない。カッ飛の若い彼にも分かってもらえただろうか。一般道で真剣に走ってリッターバイクを追い越せるのはバイクだけであるということを・・・

R406号線からR144へ。鳥居峠手前で大型トラックを先頭に低速走行。ここは道幅も狭くついて行く以外なかった。排ガスにやられながらもやっと追い越しラインが現れ一揆にゴボウ抜き。やっと前がスッキリした。その後は順調に快走できた。道端には“オートバイ死亡事故多し”という看板がやたら目についた。

県道23県道⇒54号線、県道33号線へ

北軽井沢が近づくにつれて、雑木林紅葉風景に代わってきた。別荘地帯を走りぬけ県道54号線(草津街道)に入った。この道はツーリングマップルお勧めコースだ。
道は広くはないがクネクネとコーナーが続く道は飽きが来ない面白いコースだ。ただ少しずつ高度が下っていく。そのせいか紅葉が少なくなっていった。今回のツーリング、紅葉を見る為に走っているのに満足な紅葉の写真が一枚も無い。ツーリング終盤戦なのにこんな調子では何のために走っているか分からない。良いところがあれば紅葉の写真をと打ち合わせしながら進んできたが、緑が増えてくるばかりで困ったものだ。

そうこうしているうちに結構走ってしまったので倉渕町のセブンイレブンで休憩。
30分ほど休み、県道33号線を榛名湖に向かった。
県道33号線は道幅が狭くまた悪い。おまけにヘアピン級のコーナーが多く、こんな所で観光バスが前を走っていたら最悪!と思いながらも榛名湖までたどり着いた。

           
                 紅葉が進む榛名湖と榛名富士

榛名湖も何度も訪問している。止まってジックリ見てみようという気になりがたい。先が長いので早々出発した。
伊香保温泉までの県道33号線は結構面白いコーナーが続くが、前を観光バスが・・・
ここは大人しく付いて行った。下りが続くので排ガスの洗礼も余り受けずに走れたのがラッキーかな・・・

いよいよ赤城山昇りから金精峠

伊香保を過ぎてから、道幅が広くなってきたので信号待ちの合間に左から失礼。こんな時別の意味でバイクの有難さを感じる一瞬である。
渋川からは国道353号線へ。丁度昼時なので道の駅“ふじみ”で休憩。道の駅に併設した立派な温泉とレストランがあり、そこで昼食をとることにした。
昼食後県道4号線を大沼湖へ。標高1400m近く昇るとさすがに寒くおまけに風も強い。前回もこんな感じだったのを思い出した。

           
                   
赤城神社に通じる橋 

余りに寒いので早々に出発。
ツーリングマップルお勧め県道251号線から菌原ダムを経由して県道267号線でR120号線へ合流。そのまま金精峠へ向った。
県道251号線の紅葉はすっかり終わっていて冬の到来をひっそりと待っているようだった。道幅は広く、Rの大きい回りこむコーナーが続き面白いと思ったが、寒さで飛ばそうという気になれなかった。そんな中、県道267号線を走っていると、後ろから物凄い轟音と共に改造レガシーが追い越していった。余りに瞬間的な出来事だった為何があったか分かるの数秒もかかる始末。思わず平岡氏と顔を見合わせてしまった。勿論それを追っかけていこうとは思ってもみなかった。

麓から金精峠を方向を見上げると黒雲が立ち込めていた。もしかして雪?という不安が過ぎったが、多くのバイクとすれ違っていたので気を取り戻しそのまま進むことにした。
金精峠は標高約2000m。緩やかなコーナーを快調に昇りきると峠が近づく。ここまで来るとさすがに寒い。またおまけに白いものが天からふわふわと落ちてくるではないか。寒いなんていってられない。休憩もそこそこに急いでトンネルをくぐり、栃木県側に出た途端、快晴の空に変わった。ここからは地元みたいなもの。勝手知ったる奥日光戦場ヶ原へ到着した。三本松駐車場で休憩。冷え切った体に暖かな缶コーヒーの香りがなんとも美味しかった。

           
              
       快晴の空と男体山

16時帰宅の途へ

後、家まで約170kmの行程。もう直ぐ暗くなるので高速道路で一揆に帰ることにした。
日光宇都宮道路から東北自動車道へ。大谷パーキングで休憩後、外環三郷南ICで降り、八柱霊園を経由して自宅へは19時過ぎ無事帰宅。
平岡氏とは浦和料金所で別れた。その後無事帰宅の連絡が入り、これで今回の紅葉探求ツーリングは無事終了した。


ツーリング後記

行程の半分は雨にたたられた印象が残る。雨対策を万全に行っていったはずであったが、いろいろと問題がでてきた。防寒用カッパは見事あの雨に耐えてくれたが、喉元からの雨の進入や、いままで平気だった靴からの雨の進入と課題がみえてきた。
肝心の紅葉探求は、走り中心になってしまった為か、じっくり見たような気がしない。辺りの風景を鑑賞することなく路面ばかり見ていたような気がする。本来はこのスタイルで良いと思うのだが・・・
平岡氏から、是非来年もという要望がせめてもの救いとなってしまった。
9月、10月と二ヶ月連続での宿泊ツーリングは初めてのこと。行く気になればプチツーリングは実現性の高いものであると思うと、今後の楽しみも増えてくるというもの。
平岡さん、是非また行きましょうネ!!

●天候 
10月26日 晴れ
所要時間
民宿みやま出発10月26日8:20  自宅到着19:20
走行距離
約425.7km


●全工程走行距離 1280.8km
●全ガソリン消費量 64.67L
●燃費 19.8km/L

●費用
ガソリン代 8,157円
宿泊代 18,500円
その他 5,000ぐらい